噛み合わせと頭痛・腰痛・肩こり

噛み合わせと体の歪みから起こる症状例


」は「骨格」の一部です。歯の「骨格としての役割」は、主に上下の歯が接触することによって「頭部」を支えます。
その重い頭部を支えるための「歯の接触=かみ合わせ」に問題があれば、その負担が「首」にかかり、「首のゆがみ(傾き)」を生じます。
首のゆがみ(傾き)から、頭部の傾き〜背中のゆがみ〜腰のゆがみ〜膝・足首のゆがみ、すなわち「全身のゆがみ」を生じます。

〜頭痛編〜

頭痛には大きく分けて以下の2種類があります。

  • 一次性頭痛
  • 慢性頭痛、習慣性頭痛とも言われる。頭部周囲の筋肉の過緊張から起こるものを「緊張性頭痛」、頭部の血管が腫れて痛んだ場合に起こる「片頭痛」、そして一度起こると1〜2ヶ月連日のように起こる「群発頭痛」があります。
  • 噛み合わせのバランスが崩れると、あご周辺、首・肩・頭部などの筋肉が過緊張を起こし、これらの頭痛の症状に繋がっていると考えられます。
  • 二次性頭痛
  • くも膜下出血や脳腫瘍など頭部の重大な病気と共に起こる頭痛です。
  • 噛み合わせとの関連は乏しく、すぐに脳神経外科などを受診されることをおすすめします。

〜腰痛編〜

腰痛の代表的な症例を紹介します。

  • 変形性脊椎症
  • 高齢になると長年の習慣で骨が変形してくる。
  • 例えば前屈みの姿勢の多い仕事の人や重い荷物をよく持つ人は背中が曲がったり、右手を使う仕事だと体全体が右曲がりになったりする。
  • これが中高年の腰痛に多いのが変形性脊椎症です。
  • 腰椎分離症
  • 骨がまだできあがっていない若い時期に過激な運動が骨に影響を与える。
  • これが腰椎分離症と呼ばれる背骨の骨折である腰椎分離症が起こる。また骨折までいかなくても、若年時代の過激な運動で痛めた腰の痛みは成長しても残ることが多い。
  • 慢性的な腰痛には注意が必要です。
  • 椎間板ヘルニア
  • 骨と骨の間にありクッションの役割をしている椎間板。重い荷物を持ったり、一定の姿勢を長時間とっていると、骨がゆがみ、次第に椎間板も圧迫され、ひしゃがったサンドイッチの中身のように飛び出してくる。
  • それが神経に触れると、痛みはもちろん、足のしびれなども起こす。こうなったら、入院にまで発展するので、がまんばかりせずにこうなる前にきちんと治療を受けた方が良い。これは背骨の中でも首の頚椎と腰の腰椎で起こることが多い。
  • 腰や首は酷使されている箇所なので常に気を遣ってください。
  • 「腰痛症」は筋肉の弱さが原因
  • 筋力が低下すると、例えば腰痛の場合もレントゲンなどでは特に異常が認められず、症状もだるい重いといったことになる。
  • 簡単に言ってしまうと、筋肉が弱くて支えきれずにそれでも体を曲げたり伸ばしたりしないわけには行かず、筋肉が疲労してだるくなったり(筋肉を使いすぎると筋肉組織内にブラジキニンという発痛物質を作り出し、腰痛を引き起こす)、腰椎にやたらに負担をかけて、いずれ骨格(すなわち腰椎)にも負担がかかってくることになる。
  • 血液の流れが悪くなるのも腰痛の原因に
  • 血液の循環が良くなければ、体に凝りが生じ、筋力の低下を生じ、血管の回りに発痛物質のブラジキニンを発生させる。
  • 血行が悪くなる大きな原因は、運動不足、きつい下着、そして太りすぎ。脂肪が血管を圧迫して収縮させてしまい、血のめぐりが悪くなる。

〜肩こり編〜

  • 肩凝りと筋肉
  • 肩コリだと思っている人のほとんどは首の付け根に痛みを感じていると言われている。その真犯人は全ての動作を維持する土台のような筋肉であるインナーマッスルのひとつ、肩甲挙筋という筋肉の弱体化。
  • 肩甲挙筋の量が少ない人は「筋肉を動かしてない」、「長時間同じ姿勢でいる」、「猫背や凹円背」などの原因があり、インナーマッスルの継続した緊張状態から血液循環が悪くなった結果、筋肉に疲労物質が蓄積する。
  • 肩甲挙筋は、文字通り、肩甲骨を引きあげる筋肉。当然関係はあるものの、重い頭を支えたり腕を動かすための多くの筋肉のある肩に関して言えばコリの原因は様々で一つに特定できない。
  • ※肩コリや腰痛は二足歩行をする人間の宿命的な悩みであるとも言えます。犬や猫には肩コリはありません。
  • 同じ姿勢や猫背など以外の多い原因では、精神的ストレスや眼精疲労。
  • 近くでモノを見ると眼のレンズの厚みを調整する毛様体筋にストレスがかかり、蛍光灯やテレビなどから発せられる過度の光の点滅も瞳孔括約筋に同じようにストレスがかかる。そうなると交感神経が緊張して首のインナーマッスルが萎縮する。
  • 眼精疲労も首のコリの大きな原因の一つ。
  • 肩コリとひとくちに言っても、他に過労や悪い姿勢、精神的緊張や更年期障害、自律神経失調症などが原因で起こるもののほかに、頚椎(首の骨)が変形して起こる場合もある。

予防対策方法

次のようなことを心がけて噛み合わせが悪くなるのを予防し、腰痛や肩こりを改善しましょう。

  1. 片方ばかりでモノを食べずに左右交互によく噛むようにしましょう。
  2. 野菜や硬いモノをよく噛んで食べましょう。
  3. 背筋を伸ばして姿勢をただしましょう。
  4. うつ伏せやほおずえはやめましょう。
  5. 虫歯は放っておかずに治療しましょう。
  6. 鼻での腹式呼吸を心がけましょう。